新潟教区における新型コロナウイルス感染症への対応について

2022年11月9日

カトリック新潟教区の皆様

新潟教区における新型コロナウイルス感染症への対応について

カトリック新潟教区 司教
パウロ 成井 大介

主の平和
 今年7月から始まった新型コロナウイルス感染症第7波は日本中で大流行し、新潟教区各県でも多大なる影響を受けました。さらに、ここ数週間は、第8波到来を思わせるような感染者増が続いております。厳しい状況の中、小教区、また幼児教育・保育、また高齢者介護施設において感染症対策に取り組んでくださっていることに感謝いたします。

 11月27日にはいよいよ新しいミサ式次第の使用が開始されます。きっと、皆さんで新しい言葉と旋律を練習し、待降節から気持ちも新たに歌唱ミサを始めたいという希望を持っておられると思います。感染症対策の緩和について、専門家の意見も聞きながら検討いたしましたが、感染状況が落ち着いたとはとても言えない中、高齢者が多い教会で対策を緩めるのは時期尚早だと考えられます。感染者数が高止まりしているうちはこれまでと同様の基本的な感染症対策を継続いたします。しかし、地域や共同体によって状況は違いますので、対策の適応は小教区ごとに柔軟に判断してください

 いわゆる「コロナ後」という時期がいつ来るのか分からないまますでに2年半が経っています。この間、社会では基本的な感染対策を守りながら、様々な工夫をして活動を再開したり、新しい形の取り組みを始めたりしてきました。新潟教区でもミサを継続し、新しい形式で教区信徒大会が行われました。ミサにおける歌唱も、2階席など会衆から離れた場所から聖歌隊が歌うなど、それぞれの教会に合った工夫がなされてきています。シノドスの分かち合いも、全員が集まって話すことはできなくても、いくつかのグループに分かれ、数週間かけて行う教会もありました。信徒会館の外でお茶会が行われた教会もあります。ぜひ、各共同体で話し合い、工夫して教会活動を進めていってください。これからも協力のうちに歩みを続けていきましょう。神の祝福と導きを祈っています。

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