聖霊降臨の主日と白根教会公式訪問

皆さん、聖霊降臨の主日、おめでとうございます。聖霊を受けた弟子たちは、閉めていた扉を開けて家の外に出て、宣教活動を始めました。わたしたちも、聖霊を受けて神の民に加えられたものとして、宣教に取り組むよう招かれています。

宣教についての使徒的勧告「福音の喜び」113項で、教皇フランシスコはこう書いています。

「イエスは、「あなたがたは行って、すべての民を私の弟子にしなさい」といわれます。聖パウロが言うように、神の民、つまり教会においては「ユダヤ人もギリシア人もなく、皆キリスト・イエスにおいて一つだからです。」神と教会から遠くにいると感じている人、恐れている人、無関心な人に言いたいと思います。主は、ご自分の民に加わるようあなたを招き、深い尊敬と愛を持って呼びかけておられます。」

すべての洗礼を受けた人が神の宣教に招かれています。コロナ禍にあっても、心の扉を開け、身近な人、また特に人として大切にされていない人々に神の愛を分かち合っていくことができますように。

新潟教会では9:30と11:00に司教司式の聖霊降臨の主日ミサが祝われました。9:30のミサでは、第2朗読がベトナム語で行われ、またミサの後、ベトナム出身の信徒の皆さんが聖母月にあって聖母マリアに花を捧げる祈りの行列、踊りを行ってくださいました。出身が違っても、言葉が分からなくても、祈りと、信仰と、愛によって一つの共同体としてともに生きていくことができることを強く感じる時でした。聖霊に導かれて異文化の中に飛び出していった弟子たちが形成していった共同体のようです。祈りを担当してくださったベトナム出身の皆様に感謝いたします。

午後は新潟市南区にある、白根教会を公式訪問いたしました。白根教会は佐藤允広神父様が園長を務めるこども園が併設された教会で、この春に新しい建物が建ったばかりです。聖堂には色鮮やかなステンドグラス(この記事の冒頭の写真)が設置され、こども園の皆さんからも好評とのこと。白根教会でのミサは、司牧担当のラウール・バラデス神父様、教会共同体の皆さん、そしてこども園の教職員のお二人と共に捧げました。ミサの後にはそれぞれ自己紹介し、私のモットーについて説明させていただいてから、皆で自由にお話しする時間を持つことができました。全員参加で話しを楽しむことができるのは、小さい共同体の特権ですね。有意義なひとときに感謝いたします。