秋田大雨災害救援活動に関するご協力への感謝

2023年9月1日


秋田大雨災害救援活動に関するご協力への感謝


7月15日に秋田を襲った大雨により、8月29日現在の秋田県の報告によると、県内で8000件を超える住家が被害を受けました。そのうち7000弱が秋田市内の住家で、信徒宅も数件被害を受けました。このような状況にあって、秋田市内にある秋田教会、土崎教会の司祭、修道者、信徒有志はいち早くチームを作って被害を受けた信徒宅の復旧作業を行い、また秋田市社会福祉協議会のボランティアセンター経由で一般の被災宅の復旧作業に取り組んでいます。

カトリック関係で特に大きな被害を受けたのが、秋田市にある聖霊修道院、聖霊高校、聖霊幼稚園です。ひどいところでは床上60センチ以上の浸水となり、1階の設備は軒並み被害を受けました。新潟教区では、カトリック中央協議会の緊急対応サポートチーム(ERST)の全面的な支援をいただき、教区カリタス委員会が秋田市の聖体奉仕会の敷地内にある建物を借りて「カリタスもみぐらベース」を7月27日に立ち上げ、これまで教区内外から多くのボランティアの皆様に主に聖霊高校、幼稚園のため、また社協ボランティアセンター経由で幅広く被災された方々の支援のため活動していただきました。特に夏休みという事もあり、学校単位で来て下さった高校生ボランティアの皆様には、聖霊高校生とともに行う作業を通して、助け合いの精神や勇気を与えて下さったと思います。心より感謝いたします。

また、7月21日付けの手紙で教区内に向けてお願い致しました災害救援募金ですが、こちらも8月31日をもって受け付けを終了いたしました。教区内はもとより、教区外からも多くの皆様から募金をいただきました。被災された信徒やカトリック施設への義援金、また救援活動一般のためなどに使わせていただきます。心より感謝申し上げます。募金については改めて報告させていただきます。

最後に、秋田での復旧にはまだまだ時間がかかります。引き続き、皆様の祈りの中で秋田の人々を思い出していただけたら幸いです。いつくしみ深い神が皆様の上に豊かな祝福を与えて下さいますよう、感謝のうちにお祈り申し上げます。


カトリック新潟教区
司教 成井大介