祖父母と高齢者のための世界祈願日について

2021年6月24日

カトリック新潟教区
主任司祭、修道院長各位

祖父母と高齢者のための世界祈願日について

 教皇フランシスコは、毎年7月第4日曜日を「祖父母と高齢者のための世界祈願日」と制定されました。この日はイエスの祖父母、聖ヨアキムと聖アンナの記念日に近い日で、今年は7月25日(日)がこの祈願日にあたっています。

今年の第1回「祖父母と高齢者のための世界祈願日」のテーマは、「いつもあなたがたとともにいる」(マタイ28・20参照)です。その目的は、高齢者の一人ひとりに、神と教会が身近な存在であることを伝え、また若者と高齢者との世代間の親密さを強調するというものです。現代の教会共同体における高齢者の存在は、霊的な側面においても、活動の側面においても、ますます重要になってきています。この世界祈願日は、高齢の方々の存在に感謝し、この方々とともに取り組む司牧活動について振り返る良い機会になるでしょう。コロナ禍によって教会に中々来ることができない高齢者へも、何らかの形で共同体として寄り添う機会になればと思います。

 当日、教皇はバチカンでこの世界祈願日の意向でミサを献げ、またメッセージを発表されます。そして、信徒・家庭・いのちの部署は、一連の司牧ツールを準備し、「『愛のよろこび』家庭年」のためのウェブサイト(www.amorislaetitia.va)で公表する予定です。

 コロナ禍で厳しい状況にはありますが、皆様の小教区、修道院にて、この日を意義深く過ごすために計画していただけるようお願いします。

カトリック新潟教区 司教
パウロ 成井大介

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