大館、鹿角教会公式訪問

今日の日曜日は大館教会と鹿角教会を公式訪問しました。大館市と鹿角市は秋田県の北端に位置しています。昨日新潟教会から休憩を入れて6時間半ほど車を運転して大館教会に到着しました。新潟教区、広いです。

大館教会は1955年に現在の教会の土地が購入され、神言会によって司牧が始められました。教会設立後すぐに幼稚園も併設され、現在はこども園として運営されています。大館教会は日本、フィリピン、ベトナムの信徒が集う共同体です。今日は30人以上の皆さんがミサに参加されましたが、そのうちの一人は、「教会を探していました」と、この日はじめて大館教会を訪ねてこられたフィリピン出身の方です。この方にとっても、教会共同体にとっても、うれしい出会いの時となりました。ミサの前に小教区評議会の方々と意見交換を行い、教会活動の役割分担をどのようなチームで担当しておられるか教えていただきました。またミサの後には、ミサに参加された皆さんとお話し、私の方針や今後の計画などについて紹介いたしました。

午後は鹿角教会を訪問。大館教会から東に約30分ほどの距離の、鹿角市毛馬内にあります。道すがら、以前小坂にあった聖園幼稚園に立ち寄りました。洋風の、雰囲気のある建物で、現在は国登録有形文化財となっており、自由に見学ができます。

鹿角での教会活動は、1922年に当時お隣の小坂教会で司牧していた神言会司祭によって始められました。こちらも、幼稚園が併設されています。

鹿角教会共同体は日本、フィリピン、ベトナムの信徒からなる、小さく、家庭的な共同体です。それぞれの文化的背景を大切にし、ミサの朗読は二つとも日本語、英語、ベトナム語で行われています。ミサの後に全員が自己紹介し、私も自分のこと、また方針についてお話しさせていただきました。

大館市、鹿角市ともに、高齢化、過疎化が進んでいます。教会共同体では長い間活躍してきた世代の高齢化が進んでいますが、同時に定住しているフィリピン出身の方々やベトナム出身の実習生の方々が増えています。世代や国籍などのギャップから学び合い、成長し合う共同体として歩みを進めていただけたらと希望しています。教会共同体の皆様、主任司祭のアンジェイ神父様、助任司祭のヒ神父様に感謝いたします。