性虐待被害者のための祈りと償いの日ミサ

今日は青山教会にて性虐待被害者のための祈りと償いの日のミサを捧げました。今年から、カテドラルの新潟教会だけではなく、様々な教会を回ってともにミサを捧げることにいたしました。

ミサでは、説教の中でこの問題についてお話しし、共同祈願の最後に全員で性的虐待被害者のための祈りを唱え、そして拝領祈願の後に「カトリック新潟教区ハラスメント防止宣言」を全員で読みました。ミサの後は、司教団によって改訂された「未成年者と弱い立場におかれている成人の保護のためのガイドライン」について簡単にご説明し、また新潟教区として本日から始める、セクシャル・ハラスメントに関する意識調査への参加をお願いしました。

わたしたち信者は、キリストによってつながった一つの体、一つの共同体です。一部が痛めば、他方も痛みます。二度とこのような問題が起こらないように、司教も、司祭も、修道者も、信徒も、一人ひとりが自分自身のこととしてこの問題を捉え、共同体として成長していきたいと思います。

新潟教区には、カトリック教会が設立した児童養護施設がいくつもあります。イエスがそうされたように、子ども一人ひとりを大切にして、活動しておられます。職員の皆様の心のこもった活動に心より感謝いたします。

すでに各小教区、修道院にお送りしておりますが、新潟教区では本日より、この問題についての啓発を目的とした、セクシャル・ハラスメントに関する意識調査を行います。多くの皆様の参加をお願いいたします。