新潟清心高校 能登研修旅行

 2025年10月27日(月)から29日(水)までの2泊3日で新潟清心高校有志(高校生10名 教師1名)により能登へ研修旅行が行われました。この旅行にカリタス委員会として岡秀太神父。そしてドライバーとして長岡教会のラウール神父様の2名が参加しました。新潟から七尾市、輪島をめぐる往復700キロの旅でした。写真(掲載の許可済み)とともに、簡単ですが旅の様子を報告します。
 カトリック七尾教会で 「カリタス のと サポートセンター」のセンター長である片岡 義博神父様から地震の発生時の様子や、現在の課題についてお話しいただきました。そのなかで、能登に関するニュースが最近少なくなっているけれども、それは復興が進んでいることを意味しないこと。仮設住宅での孤独死など災害関連死が増えていることなど丁寧に説明いただきました。神父様は、自分の目で見たことを、まわりの人に伝えてくださいとおっしゃいました。大きな宿題をいただいたと思います。 片岡神父様。 ほんとうにありがとうございました。
1日目に宿泊した旅館です。気持ちの良い能登島の朝。近くの、えのめ漁港まで散歩しました。 雨上がりの旅館の上に大きな虹がかかっていました。

.

 輪島 千枚田の少し先にある名船漁港。 地震により海底が大きく隆起し、今は陸地になっています。 能登周辺の海岸線は今もこのような状況です。

.

 2日目は妙高教会に隣接する赤倉山荘に宿泊しました。昨晩は遅くまで元気な女子会が行われたようです。翌朝、妙高教会を訪問し、ラウール神父様に妙高教会について説明していただきました。

.

                                   生徒の皆さん

.

 最後のプログラムでは、上越にあるクララ会を訪問させていただきました。今回の旅の中で2つミサをささげることができました。震災を乗り越え新しく献堂された輪島教会と、クララ会の2つです。困難の中にあっても、直接、援助することができなくても、祈ることで、わたしたちは誰かとつながることができます。シスターの存在は目に見える、そのあかしだと思います。彼女たちは信者ではありませんが、祈りの大切さを感じてくれたようです。
今回の旅のために、生徒の1人がデザインしてくれました。このロゴをつけて生徒は旅をしました。
能登半島を祈る人の姿と重ねてデザインしています。苦しむ人が多くの祈りとまごころにつつまれますように。 後日、参加した生徒は、学校行事の「いのちを見つめる日」の中で能登のようすを報告してくださいました。 ありがとうございました。参加して下さった生徒の皆さんと、今回の旅のため、お力添えをいただいたみなさまに神の祝福がありますように。
                                カリタス委員会  岡