新潟教区における聖ヨセフ年に関する取り組みについて

 教皇フランシスコは昨年12月8日、福者ピオ9世によって聖ヨセフがカトリック教会の保護者として宣言されてから150年を迎えたことを記念し、2020年12月8日から2021年12月8日を「聖ヨセフ年」と定めました。同日教皇は使徒的書簡「父の心で」を発表し、「この偉大な聖人への愛を深め、その執り成しを祈り、その徳と果断さに倣うよう」わたしたちを促しています。また、教皇は同書簡の中で「だれもが聖ヨセフ―目立たない人、普通で、物静かで、地味な姿の人―に、困難なときの執り成し手、支え手、導き手を見いだすはずです。」と述べ、コロナ禍にあって、目立たなくても社会を支える重要な役割を担う人に感謝し、そして七つの視点から今の時代を相応しく生きるためのヒントを聖ヨセフの模範に見いだしています。

 これを受けて、新潟教区では教皇の呼びかけに応えて聖ヨセフ年を過ごしていきたいと思います。信徒の皆様、小教区と修道院の責任者の皆様にあっては、以下の点を中心に計画してくださるようお願いします。

  1. 「父の心で」を読み、聖ヨセフへの愛と理解を深め、その模範に倣って生活しましょう。
  2. 聖ヨセフの祈り、聖ヨセフの連願を日頃の生活の中で祈りましょう。
  3. 3月19日、5月1日のミサを、「聖ヨセフへの愛を深め、その執り成しを祈り、その徳と果断さに倣う」意向で捧げてください。なお、3月19日は「使徒的勧告『愛のよろこび』の考察を深める特別年」が始まる日でもあります。併せてすべての家族のためにお祈りください。
  4. コロナ感染症の拡大状況にもよりますが、可能であれば、聖ヨセフに捧げられた教会への個人、または小グループでの巡礼を勧めます。(土崎教会、酒田教会、亀田教会、鳥屋野教会、長岡教会)
  5. 12月8日の無原罪の聖母のミサを、聖ヨセフ年の締めくくりのミサとしてください。
  6. 教皇庁内赦院より聖ヨセフ年に伴う全免償について通知されました。別紙をご参照ください。

 聖ヨセフの素朴な信仰を模範にして、今それぞれがおかれた場で神の愛を証しして生きていきましょう。皆様の上に豊かな祝福と導きがありますようお祈りしています。

2021年2月26日

カトリック新潟教区 司教
パウロ 成井大介

 

使徒的書簡「父の心で」
https://bit.ly/3aKFmzv

内赦院 教令「教皇フランシスコにより、聖ヨセフを普遍教会の保護者とする宣言の百五十周年を記念して発表された「聖ヨセフ年」に際し、特別免償の恵みを与える。」
https://bit.ly/3aLkaJQ

「聖ヨセフの連願」
https://bit.ly/2ZIqiMw

「聖ヨセフへの祈り」
https://bit.ly/3uvCr5u

 

「新潟教区における聖ヨセフ年に関する取り組みについて」
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内赦院 教令 

 教皇フランシスコにより、聖ヨセフを普遍教会の保護者とする宣言の百五十周年を記念して発表された「聖ヨセフ年」に際し、特別免償の恵みを与える。