新潟清心クリスマスの集い

本日、新潟清心女子中学・高等学校にてクリスマスの集いが行われました。毎年二部構成で行われるこの行事は、第一部で祈りの集いを、第二部でクリスマスにちなんだ様々なプログラムが行われます。昨年まで第一部は集会祭儀が行われていましたが、今年は久しぶりにミサが行われ、チャプレンの岡神父と二人で司式しました。入祭の時に司式者が幼子イエス像を捧持して入堂し、祭壇脇の飼い葉桶に安置します。また共同祈願は各学年代表の生徒の皆さんが作成されたもので、イエスの誕生の意味を掘り下げた、とても意義深い祈りが捧げられました。

第二部はまず合唱部とハンドベル部による演奏からはじまりました。クリスマスにちなんだ曲や、なじみ深い曲を4曲演奏してくださいましたが、ハンドベルの音色はクリスマスの雰囲気によく合いますね。心に染みわたる演奏でした。続いて、各クラスごとの奉仕活動の発表。新潟清心ではクリスマスが近づくと、近隣の高齢者施設や障害者施設などの福祉施設を訪問し、奉仕活動を行います。生徒自らがプログラムを考え、実施する、新潟清心のクリスマスの中心的な活動です。クリスマスは、華やかなお祭りというよりは、奉仕の時だという精神は、この毎年行われる奉仕活動によって培われます。続いて行われたのはキャンドルサービス。照明が落とされ、すべての参加者がろうそくに火を付けます。新潟清心のダンス部は様々な大会で数々の好成績を収めてきましたが、このダンス部がクリスマスの静かな音楽に合わせ、暗闇の中両手にキャンドルを持って静かに踊り、希望の光を表現してくださいました。そして、クリスマスの集いの中心、クリスマスタブローが高校2年生によって演じられました。今年は生徒の皆さんで台詞、音楽、振り付けなどをすべて考えたそうですが、司会の生徒さんが語られたように、祈りの雰囲気が伝わってくる素晴らしいタブローでした。最後のプログラムは高校3年生の合唱。卒業を間近にした皆さんの熱い思いが感じられ、拍手喝采でした。

コロナ禍以降、この素晴らしいクリスマスの集いを生徒と先生の皆さんで実施してきたのですが、今年は保護者の皆様、最寄りの教会である寺尾教会の皆様も参加され、地域の皆様とともに祝うことができたのはとても良かったと思います。新潟清心の、ミッションスクールとしての素晴らしさがあふれるクリスマスの集い、皆さんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

※ 写真は新潟清心女子中学・高等学校より提供いただきました。ありがとうございました。

成井大介司教