聖母の被昇天 新潟教会ミサ

今日、教会は聖母の被昇天を祝います。わたしは新潟教会のミサを司式致しました。まず9:30から平和を求める祈りの集いが行われ、日本語、英語で世界の平和のために祈りが捧げられました。その後、引き続き10:00から聖母の被昇天のミサが行われました。

今日、世界は第2次世界大戦終戦80年を迎えました。人としての尊厳を踏みにじられた世界中の人々は、もう二度とこのようなことがあってはならないと、自らの経験を語り伝え、平和への思いを伝えてきました。その思いは、その声は、今どのように受け止められているでしょうか。

教皇フランシスコは、2019年に来日に、広島でこのように述べました。

「思い出し、ともに歩み、守る。この三つは倫理的命令です。これらは、まさにここ広島において、よりいっそう強く、より普遍的な意味をもちます。この三つには、平和となる道を切り開く力があります。ですから、現在と将来の世代に、ここで起きた出来事の記憶を失わせてはなりません」

どうか、私たちが先人たちの思いを受け止め、ともに歩み、すべての人を守っていくことができますように。

戦後80年の司教団メッセージを今一度お読みいただけたらと思います。

成井大介司教