米沢殉教祭

教会は7月1日に福者ペトロ岐部司祭と187殉教者を記念します。そのうちの53名が、山形県米沢市で殉教したルイス甘粕右衛門と52福者殉教者です。新潟教区では毎年、7月1日の前か後の日曜日に53名の福者殉教者を記念してミサを捧げます。

コロナ禍が始まる前は、43名が殉教した北山原の殉教地に教区の様々な教会が集ミサを捧げていましたが、現在は基本的に山形県の教会からの参加に限定し、米沢教会でミサを捧げてから北山原の殉教地に移動し、祈りを捧げています。来年はまた以前のように北山原で大勢の人々とミサを捧げることができればと願っていますが、どうでしょうか。

年に数回しか司祭が来なかった米沢の地で、ルイス甘糟右衛門と52福者殉教者は聖母の組、聖体の組という信徒の共同体を作り、信仰生活を送っていました。ともに祈り、ともにいつくしみの業を行いました。シノドスの歩みを進めながら、共同体としてともに歩むとはどういうことなのか、神の愛を証する生き方の中で、社会の中で特に貧しく、弱い立場に追いやられている人と交わるとはどういうことなのか、殉教者たちは今を生きる私たちに語りかけていると思います。