2023年1月1日・世界平和の日 神の母聖マリアの祭日

2023年1月1日・世界平和の日
神の母聖マリアの祭日

新潟教区の皆さま
 主のご降誕とクリスマス、お慶びを申し上げます。
 教会は「神の母聖マリア」の祭日である1月1日を、「世界平和の日」として定めています。ベトナム戦争の時期、1968年にパウロ6世教皇によって定められた祈願日です。
 今現在、ウクライナでロシアによる侵略戦争が続いているさ中、世界の平和を願って、特に聖母マリア様に祈りをささげることの大切さに、あらためて思いを致します。
 同じような状況が1917年、第一次世界大戦のさ中、ポルトガルのファティマであったからです。聖母マリア様は三人の牧童たちを通して、ロシアの回心のために祈るようにメッセージを出しています。詳しくはWikipedia 「ファティマの聖母マリア」で検索できます。
 国家間の戦争が勃発する際の、その「メカニズム」については、数多の学者や政治家たちによって研究され学習され、戦争を発動させないための仕掛けが幾重にも用意され構築されてきています。「核」の時代に入って久しい現代では、特に入念な交渉や条約がその「抑止」のために「発効」されてもいます。しかし小さな争いや、武力を用いた国家間の争いがこの地上からなくなることのないのは、いつでも「人の心」が「争いの主戦場」となっているからです。
 なお、教皇様の「世界平和の日メッセージ」は、例年、「主のご降誕」の後の週日に、カトリック中央協議会(https://www.cbcj.catholic.jp/)から発表されています。毎日の祈りの中で聖母マリア様を忘れることなく、教皇様と心を合わせ、世界に平和が実現するように共に祈りましょう。

カトリック新潟教区
正義と平和委員会