6月2日から4日まで、新潟県胎内市の宿泊施設にて司祭の集いが行われました。この集いは毎年一度6月に行われるもので、新潟教区で働く司祭全員を対象としています。今年は司教を入れて22名が参加、4名の司祭が都合がつかず参加できませんでした。
今年の主な内容は、2024年に出された宣教司牧方針にそれぞれの共同体でどのように取り組んで来たのか、霊における会話の手法を用いて分かち合うというものです。五つのグループに分かれて交わり、宣教、参加の3本柱について、それぞれの取り組みを紹介し、意見交換しました。それぞれ違った背景を抱えた教会共同体ですので、共通の、万能薬のような取り組みはありません。共同体のメンバーのタレントやアイディアが生かされ、何より皆で話し合って取り組むことが大切だと改めて感じました。
二日目の午後は中央協の子どもと女性の権利擁護のためのデスクにお願いし、「未成年と弱い立場におかれている成人の保護のためのガイドライン」にそった研修会をオンラインで開催し、学びの時を持ちました。新潟教区では毎年、司祭の集いでハラスメント防止のための研修を行っています。
聖霊降臨を前にして、すべての信者に働く聖霊に耳を傾け、ともに歩むことの大切さを再確認するときとなりました。日頃から、司祭団のため、また司教のためにお祈り、ご支援くださっていることに感謝いたします。
成井大介司教