9月6日(土)と7日(日)、米沢教会と長井教会を公式訪問いたしました。
まず、土曜日の午後に米沢教会小教区評議会の皆さんと意見交換。その後、教会の皆さんが集まって持ち寄りの夕食会。楽しい時間を過ごしました。
日曜日は10時からミサ。被造物を大切にする世界祈願日にあたり、神の愛の賜物であるこの世界の創造に感謝し、私たちが世界のすべてを大切にして生きていくことができるよう、恵みと導きを祈りました。
ミサの後はわたしの方から新潟教区の現況と、近年の変化にともに対応していくための宣教司牧方針についてお話しし、それから意見交換しました。今年の春から米沢教会には主任司祭が居住しておらず、山形教会主任司祭のワルヨ神父様が主任司祭を兼任しています。ワルヨ神父様には、山形、新庄、米沢、長井と四つもの教会の主任司祭をお願いしており、申し訳ない限りですが、他の教会の司祭の協力、なにより各教会共同体の前向きなとり組みによって、この新体制で歩みを続けています。公式訪問の度にお話しすることですが、こうした状況を「問題」としてではなく、あくまで「変化」として受け止め、それにどのように「対応」するかが大切なのだと思います。集会祭儀の実施や、教会、殉教地の管理など、皆さんで協力して行われていることに敬意を表します。
そして、場所を移して昼食会。お昼をいただきながら、続いて意見交換しました。
1時前に米沢を出て、長井へ。2時からミサを行いました。長井教会は小さく、家庭的な共同体で、聖堂は畳敷きで、とても落ち着いた雰囲気です。長井市では国際交流が活発に行われており、様々な国の方が来られる関係で、教会共同体も国際色豊かです。ミサの後に意見交換を行いましたが、高齢化はやはり悩みの種です。長井でも、高齢化を「変化」として受け止め、自分たちにできる形で宣教、典礼、愛のわざに取り組んでいけるよう、工夫して、協力して対応していきましょうと皆さんでお話ししました。
その後、図書室に場所を移して茶話会。楽しくお話ししました。長井はけん玉工房が有名とうかがい、早速帰りに一つ買ってきました。けん玉ショップでは子どもも大人も一緒になって練習しておられ、文字通り目にもとまらぬスピードで繰り出される見事なわざには驚かされました。
豊かな二日間に感謝です。
成井大介司教