山形教会、こども園、保育園、老人ホーム訪問

昨日と今日、山形教会と小教区にあるいくつかの施設を訪問しました。

まず土曜日の午後、山形教会に併設されている山形聖マリアこども園(学校法人双葉学園)と山形公和会のマリアこまくさ保育園を訪問しました。どちらの園にも共通のことですが、すべての教室にマリア像を安置し、お祈りする環境が整えられています。

人として、小さいときから祈ることは大切ですね。例えば園で大切に飼育していたクワガタムシが死んだとき、園児の皆さんが、マリア像の前でお祈りすると伺いました。こうした環境で成長することで、いのちをいつくしみ、神の前に謙虚に生きる姿勢が身につくのではないでしょうか。

それから山形公和会の特別養護老人ホームみこころの園と小規模特別養護老人ホームみこころの園南山形を訪問しました。イエズス・マリアの聖心会の司祭と山形教会が立ち上げた施設で、山形市で2番目にできた老人ホームなのだそうです。現在も山形教会信徒やオタワ愛徳修道女会のシスターが関わり、運営されています。

夕方5時からは小教区評議会が行われ、特に来月行われる教区信徒大会について意見交換しました。

日曜日には山形教会公式訪問が行われ、9:30からのミサの中で二人の方が堅信の秘跡を受けられました。おめでとうございます。山形教会では聖年の間、聖年の祈りをミサに参加されている信徒の国籍の言語で祈っています。今日は英語、フィリピノ語、ベトナム語、インドネシア語、韓国語、日本語でした!

ミサの後は記念撮影をし、意見交換会。わたしの方から新潟教区の現況についてお話しし、どれほど早く社会と教会が変化しているのかお伝えし、その変化に山形教会らしく対応していくために話し合っていってほしいとお話ししました。主任司祭のワルヨ神父様は今年から四つの教会の主任司祭を務めてくださっています。そのような状況にあって、これまで司祭が担当していたことも、信徒と協力して役割分担を見直していかなければなりません。

それにしても、山形教会は様々な国籍の人に開かれた共同体です。また幼稚園、保育園、老人ホームを通して福音の種を蒔き続ける、宣教する共同体です。素晴らしいですね。

意見交換会の後は、信徒会館に場所を移して堅信を祝うパーティーが行われました。パウンドケーキやおいなりさん、漬物など、皆さんで美味しくいただきました。盛りだくさんの二日間に感謝です。

成井大介司教